蒲蒲線、羽田空港乗り入れの方法



大田区が推進している事業に、東急線の羽田空港直通運転があります。

大田区資料より

東急東横線、東急多摩川線を通って、最終的には京浜急行羽田空港駅までの直通を
走らせたいという意向ですが、東急・京急ではゲージ(軌道の間隔)が違うため、
とりあえず第1期事業として、大田区ではJR蒲田駅から京急蒲田駅までの運転を目指しています。

大田区資料より

JR蒲田駅と京急蒲田駅間の鉄道が無い現状を考えれば、これでもかなりの改善になります。
でもやはり、軌道間隔、レールの幅の違いを乗り越えて、
羽田空港まで直通運転ということも考えたいところです。

軌道間隔問題の解決法


さて、ここからが本題です。

軌道間隔が違う鉄道を同じレール上で走らせるには、
三線軌条という技があり、日本には4カ所で実用化されています。
  北海道新幹線:青函トンネル内
  秋田新幹線:神宮寺駅 ? 峰吉川駅
  京急逗子線:金沢八景駅 ? 神武寺駅
  箱根登山鉄道 鉄道線:箱根湯本駅 ? 入生田駅
しかもそのうち一つは京急!。これは力強い。

しかし、三線軌条には致命的な問題があります。

車両の中心がずれてしまうのです。

たとえ、車両幅が同じでも、中心がずれますから、
駅のホームに接触したり、隣のレールの走行車との距離が不足したりします。


ホームの配置をうまく考え、レールも敷きなおせば問題は解決しますが、
厄介であることは確かです。レールの敷きなおしはとても大変ですし、
しかも狭軌(東急)車はホームから離れてしまうので、乗客の乗り降りはできません。

そこでちょっと考えてみました。
レールが4本あればよいのです!。レールの頭は意外と小さいので、4本並べることが可能です。

でも、図の下を見れば分かる通り、レールを固定する部分で問題が出ます。

ところが・・・・、ある日閃きました。
これを書いているのは8月ですが、暑さの問題では無く、本当に閃きました!。


 これなら問題ありません 
うわ!、私って天才かも・・・・って、考えた瞬間です。



いきなり4線にするとポイントに無理が出るので、一旦3線で受けて
その後で4線にすれば、ポイント問題も解決です。

なんとなくうまくいきそうです。

お、これはすごい、
実用新案でも取っておけば大儲けかなと考えたのですが・・・・

なんと、46年前!、昭和の時代に同じ事を考えた方が居ました。
旧国鉄の、公開特許と公開実用新案をご覧ください。
技術的な問題はすでに解決されていたのです。


レール締結装置を千鳥足に配置する


4線軌条は内側、外側を別々に分岐させるとスムーズに構成できる


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え?長崎新幹線? 何ですかそれ?、あの!その?よく聞こえません・・・・