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昔、作り損なったあんてな
なんか、無惨なアルミ板ですが、これが実はアンテナです。
周囲に4つのエレメント、そして中央にメインエレメントを持ち、全体をアルミ板によるグランドプレーンで
構成した方向探知器なのですが、御覧のように完全に完成する前に壊れてしまいました。
いや、本当を言うと、一応完成はしていたのですが、
あまりに使いにくくて放置しておいたらエレメントが折れてしまったんですね。
ちなみに、基部にPINダイオードを利用した指向性スキャンが組み込まれています(いました)

不燃ゴミの日を目前にして、見事、その仲間入りを果たすことになりました。 1998年

少し前に作ったあんてな
これは、マスプロのTVアンテナ説明書の写真ですが、
今やっているのは、このTVアンテナのハイチャンネル部分の動作解析です。
8エレ、10エレ、12エレを購入し遊んでいますが、エレメントの不均等配置はすごいですね。
12エレで、ピークで10dBの利得をもち、SWRもほぼ1 
そして、実用範囲が170〜222MHz(カタログ上)、170〜240MHz(実測)というのは
とってもすてきな話なので、これをハム用に応用したらどうなるかなぁと
考えているのです。 
たとえば、トラップを一切使わない18,21,24MHz帯3バンドアンテナとか
(これは製作が難しいことが判明………でも、ブロードバンドアンテナはできそう)
310MHz〜440MHzの広帯域受信用(430送信可)の八木とか、いろいろな
可能性があります。
しっかし、各社各様で、寸法も配置も違うんですね。似た特性なのに。
それから社によってエレメントの数え方も違います。上の10エレを数えて下さい!
最近は、家の屋根の上のアンテナをみるたびに、エレメント数を数える癖がつきました  2000年

と、書いたのはン年前。
実は最近(04年)、TVの10,12CHにきついゴーストがでて、同期信号が乱され、画像が流れるように
なってしまいました。はじめはアンテナの向きを変えたりしてテストしていたのですが、
ゴースト信号の到達方向が本来の信号に近い為か、どうも結果が芳しくないので、
結局、アンテナを3種類交換して、一番良好なものを探してみました。(何回屋根の上に登ったことか....)
同じ12エレ、似たようなスペックでも、製品によって微妙に違うんですね。
結局、TVとVTR1では同期が全く乱れなくなったアンテナが1本だけあり、これを採用しました。
ところで、VTR1の"1"って意味はわかりますか?
VTRは2台あるのですが、2台目だけは、どうしても同期が乱れ続けているのです。
多少とはいえ間違いなくゴーストは改善されたのに!。このVTR、弱いながらも内部妨害まであります。ハズレかなぁ。

                                           2004年加筆

これは、HF版バーアンテナです。
 
コイル長13cm!!!!でゲイン−20dBと、受信用なら十分
送信用でもそこそこの性能は得られたのですが
あまりの帯域幅の狭さに開発中止と相成りました。
 
ちなみに、Qは約400あります。
つまり、3dB帯域は17KHz、言い換えればSWR=3の範囲が
17KHzです。
長さと効率と帯域幅のトレードオフを思い知らせる実験となりました。
 
なお、この回路、10Wで2KVが発生します。
追試は簡単ですが、慎重にどうぞ。
下手をすると簡単にリグを壊します!!!!!!!!!

あ、そうそう、バーアンテナについては2002年11月23日発売のハムジャーナル誌(No.104)を御覧ください。 
40KHz受信用ということで、いろいろ試作しました。 
                                           2002年

2010年の新作
これはローディングコイルです。ちょっと小細工があり、 これに5mのエレメントを付けると1.9MHzにON−AIR可能になります。





BBアンテナを上げてみました

これは、ブロードバンドアンテナ(BBアンテナ)給電部です。
 
以前作成した、HF用ブロードアンテナ用整合器を屋根の上に載せてみました。
別冊CQ、第1号に掲載された2つの整合器のうち、飛び重視のタイプです。
実際の性能は21MHz帯でDP比0〜-6dB(方向による)と、まあまあの感じ、短縮アンテナよりFBです。
特性を見ると、R(実数分)はほぼ50Ωを中心にできていること、Z(虚数分)では不思議な共振が見られることがわかります。
暴れの多くは周囲の影響でしょう。また、10MHz付近の高SWRはエレメント長が影響しているようです。
SWRは高めですが、リグのアンテナチューナ併用でHF全体で送信可能、ただし10MHz付近を除く。という特性になりました。
なお、こんな高いSWRでは嫌だという方には、もう一つの、SWR重視型整合器をお勧めします。飛びは悪いけど!

                                                2016年4月


   

マスプロ製6エレ

アンテナを上げ直しました。
430用に8エレスタック、144MHz〜1.2G用にGPを上げていたのですが、8エレは朽ちたエレメントが出現、 
GPはどのバンドも整合が怪しくなってきたので(2mはなんと150MHzに同調、144MHzのSWRは約3)、上げ直しました。
新しいのは144&430のモービルホイップとマスプロの6エレ八木。とはいってもマスプロに6エレはありません。
八木は12エレを半分にしたものです。写真のように2本のエレメントの位置をずらして整合を取りました。穴だらけ!
435MHzで1.0、430MHz、440MHzで1.1なので、まあうまく改造できたようです。
とはいっても、上げる前、室内の確認では最大1.5ありましたから給電線のロスが多いのかも。
あ、八木は固定です。東方向にはこちらを向いた隣家のTVアンテナがあるので、50W送信でブロッキングを起こさないように
430だけ八木にしてあります。F/B比14.9dB、利得は10.94dBi、半値角は±30度(-3dBにて、いずれも計算値)ありますから
西側60度の範囲は多段GPと同程度の飛びで、後ろ側、隣家のアンテナへの飛び込みは50W送信でも1.6W相当になります。
また、西側90度の範囲でホイップと同程度の飛びになります。
この広いビーム幅が欲しくて、12エレを6エレに改造しました
なお、マスプロ電工はかなり前にハム用アンテナから撤退しています。
これは、“アマチュア無線のアンテナを作る本 V/UHF編”の一番最後(p.116)に掲載している
1.2G〜5.6Gのディスコーンアンテナです。塗装したので色が変ですが、今もFBに動作しています。ついでにご紹介(笑)
                                                2016年12月