3)お勧めの受信機



 接続について


     ★135kHzのCWが受かる受信機、トランシーバならとりあえず何でも使用できます。
     ★一般的な接続は、こんな感じになります。
      送信時に受信機を保護し、受信機を黙らせるMUTE回路が必要であることに
      留意してください。



    ★受信機が使用可能かどうかは、まずはこのチャートで!


      ☆トランシーバが微弱電波を出す場合は、それを使用して送信機を組むべきです!
       単なる受信装置として使うこともできますが。



 使用できる受信機について



    ★下限が135kHz以下の受信機で、CWフィルタが入るものなら、何でも使用可能です。
     ・ただし、定格感度が保障されている場合は稀で、普通は受かるだけです。
      実用性を確認するのであれば、40kHz、60kHzのJJYを受けてみてください。
      7MHzのフルサイズDP等でこれが受かるようなら
      135kHz帯では十分な感度を持っていると推定できます。(JJY送信所の近所を除く)

   ★JJYが受からなくても、使える場合が多々あります。
    ・10mぐらいのロングワイヤーを受信機に接続してみてください
     受信機から充分な外来ノイズが出てきたら、使用可能です。
    ・アンテナを外してもノイズが多い場合、
     アンテナを着けてもノイズがあまり変わらない場合は使用できません。

   ★CWフィルタは必須、距離記録を狙うなら、100Hz程度までフィルタが絞れる必要があります。
     この周波数帯はノイズの塊ですから、帯域を狭めることでノイズを減らすという
     テクニックは必須となります。QRSSの場合、あとはパソコン側での処理となります。
     ただし、単に受信するだけならSSBフィルタでも使えないわけではありません。



 MUTE回路について



   ★送信機側のアンテナ切り替え回路がきちんと動作すれば、受信機が壊れることありません
    ・通常、どんな受信機でも1mWぐらいの送信信号の漏れは大丈夫です。
    ・しかし、これによってAGCが動作してしまうと、受信時、すぐに感度を回復できません。
    ・2SK241などをRF段に使っている場合は、ブロッキングが発生する場合もあります。
    ・受信機に送信信号が回り込んでいる場合、うまく使えばモニタとして使える場合もあります。

   ★通常はMUTE回路で受信機を黙らせる必要があります。
   
   ★MUTE回路には、受信時閉のものと、送信時閉のものがあります。
    ・受信時閉のものは、古い機器に多く、後ろにショートピンが刺さっているのが特徴です。
    ・送信時閉のものは、新しい機器に多く見られます。
     ショートピンが要らないのがメリットですが、送信側にタイミングコントロールが必要です。
     自作機ではタイミングコントロールは作りにくいですが....
 

   ★まじかるくらぶ謹製ディレイタイムキーヤーは、このタイミングコントロールに使えます。
    ・下図のように接続してください。サイドトーンも出せます。
     キーヤーチップはここ4年ほどハムフェア等で配布しました。
 
 

 受信感度について



   ★低い周波数では、受信機器の感度はどんどん低下します。 
    ・これは、ミクサー等に使われる広帯域トランスの動作下限に達するためです
    ・また、プリアンプの利得も低下してしまいます。
    ・このため、プリアンプOFFの方が高感度となる場合も多々あります。

   ★アンテナが良くなると、ノイズでAGCが強くかかり、(空Sが発生)、 
    更に受信環境が悪くなります。
    
    これが私の場合の設定例です。
    135kHz付近の長波局を利用して最適設定を探しました。
 
    ちなみに、使用しているリグの感度は
    550kHz 1μV、490kHz 0.4μV 135kHz 10μVでした
    (いずれも実測値、2.4kHzフィルタSSBモード)

      
    最近受信した連続キャリア 
    とても周波数が変動しているように見えるが、実は20分で1Hzしか動いていない
    周波数が低いので、ここらへんがとても難しい処
    スイッチON直後なので、受信側(こちら)の変動の可能性もある
135kHz帯ページトップに戻る
目次に戻る