最高級無線機って、なんでセパレートじゃないの?
何故トランシーバー全盛なのか、ちょっと考えてみよう!
トランシーバーの長所はいろいろあります
- コストの掛かる部品が共用できる
- 送受信が高速で切替できる
- バンド、周波数が送受信で連動する
- 場所をとらない、値段が安くなる
でも、こういった長所って、昔の時代の長所でしょ?
- コストの掛かる部品の共用 ⇒ 個々の回路のコストはすごく安くなっています。
- 送受信の切替の問題 ⇒ 今のリグは複数CPUのコントロールなのでセパレートでも変わりません
- バンド、周波数の連動 ⇒ ロータリースイッチはもう無いんだから、USBで通信させれば充分でしょ!
- 場所と値段の問題 ⇒ 最高級機なんだから.....
じゃあ、トランシーバーの短所を挙げてみよう
- 回路が複雑になる上にそれを切替なければいけないという問題があります。中は切替回路の山ですね
- 回路間の干渉の問題は避けて通れません
- 弱い信号回路(受信トップ)と強い信号回路(送信系)の共存の問題があります
- 故障をした時は大変ですね
でも、これらの短所はセパレートで解消されますね
- セパレートでは、頭で信号を切り替えれば、あとはMUTEだけ確実にすればOKです
- コントロールがつながっていれば何台が同時に動いていても全部が的確に連動できます
- ダイオードスイッチの歪なんて、一切気にする必要もありません
- 箱が分かれているんだから、回路間の干渉は一番少ないですね
- PA回路の隣が受信RFで、PAが発振して....なんてなっても受信は大丈夫だね
- 電源だって、送受信それぞれベストなものが選べます
低ノイズ電源と大電流電源、両立させる方が難しいと思う
- 壊れたら、大きく重い無線機を全部修理に出すなんて....セパレートなら半分!
本当に最高級を目指すとこうなると思う!
- 送信機と複数の受信機のラインナップ
- それぞれはUSBで接続され、通常は周波数やモードは自動的に連動する
- 送信機は出力でいくつか選べる。SSB最強モデル、CW最強モデルがあっても良いと思う
- 受信機はバンドスコープ機能の有無、受信範囲でいくつか選べる
- 受信範囲=送信範囲である必要は無いので、受信周波数範囲が広いものも有り
- 新製品が出たら、たとえば2台の受信機の内の1台だけグレードアップなんてのもあり
- 違うメーカーの受信機(と送信機)でラインが組めたら、最高かもしれない
新製品が出る度に買い換える!なんて疲れませんか?
新製品を取り込んでシャック全体が再構築されるような
構成って作れないのでしょうかね
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