チャンネル?チャネル?
 
 
英語の日本語表記の問題です。
 
データーがデータになったり、シュミレーションがシミュレーションになったり
カタカナ表記を原音に近い物に変えるのが最近の傾向ですが......
 
さて、Channelという言葉はどう表記していますか?
チャンネル?チャネル?
一般の人たちが使っているのはチャンネル、表記にうるさい人たちが
使っているのはチャネルでしょう。
原音に近いのは、もちろんチャネルです。
 
ところが、法令をひも解いて見ると、似て非なる表現に出会います。
チヤネルです。ヤが大きいのが特徴です。
電波法施行規則を眺めて下さい。
 
これ、一体なんなんでしょうね。
 
さて、このところデジタル放送が話題に上がっていますが、
この世界でchannelを何て表記するのが正しいか御存知ですか?
 
答えは「チャンネル」です。
古くはチャンネルが主流でしたが、法令はチャネル、チヤネルに書き替えられました。
でも、放送用周波数使用計画のようにずっとチャンネルで通した文書もあります。
そして、最新文書ではというと、
、郵政省大臣官房広報課発行の報道用広報資料に、はっきりと
「地上波デジタル放送のチャンネルプラン....」という表現があります
 
さて、それでは、法令毎の表現を確認してみましょう。
 
電波法施行規則 4条の2 チヤネル
        6条の2 チャネル
無選局免許手続き規則   チャネル
無線設備規則  37条の10〜49条の5および
        49条7の2 49条の9〜49条終わりまで   チヤネル
        49条6の2のロ(5)               テャネル
        49条8の2 8の3 58条2の12      チャネル
 
無線機器形式検定規則 別表第1号 チヤネル
           別表第7号 チャネル
特定無線設備の技術基準適合証明に関する規則別表3号 チヤネル
放送法施行規則 17条の14 チャネル
        別表第12号 チャンネル  (例:データチャンネル)
超短波放送に関する送信の標準方式      チヤネル
超短波データ多重放送に関する送信の標準方式 チャネル
標準テレビジョン放送に関する送信の標準方式 チャネル
       〃  等のうちデジタル放送に関する送信の標準方式
               第2章 第4条4     チャンネル
標準テレビジョン音声多重放送に関する送信の標準方式   チヤネル
高精細度テレビジョン放送に関する送信の標準方式     チャネル
     〃    音声多重放送に関する送信の標準方式 チャネル
 
 
 
無線設備規則49条6の2のロ(5) 複数の資料でテャネルでした。
法令集出版元の誤植では無いようです。
うーん。表記は2種類かと思ったら、なんと4種類ありました。
法律は奥が深い!
 
 
 
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