究極の音声圧縮方法が開発されました。
音声圧縮の世界は、日々進歩を遂げていることは御存じの事と思います。
そして、とうとう、究極とも言える画期的な音声符号化が誕生しました。
下の表をご覧ください。
通信用音声圧縮の進化
| 代表的ビットレート | 特徴 |
G.711 | 64kBPS | 非圧縮 |
G.721 | 32kBPS | AD-PCM |
MPEG系 | 12kBPS | 離散COS |
G.729 | 8kBPS | ACELP |
TWIN-VQ | 4kBPS | BLOCK化 |
M-1677-1 | 2kBPS | コード化 |
この、M-1677-1の実力、お分かりいただけますでしょうか。
現在最先端とされているTWIN-VQの半分のビットレートで、同様の通信をする事が可能です。
ユーザーインターフェースは今までと同じ。
でも、伝送方式はなんと直列1ビット。
そして素晴らしい事に同期を必要としません。非同期なので、遅延がある回線でも使用できます。
直列1ビットなのでノイズにも強い!
更に、世界初!音声圧縮の分野に可変長符号化を採用しています。
(コードの可変長はありましたが、符号その物の可変長は世界初!)
2009年に改訂版が発表され、それも含んだ資料がITU(国際電気通信連合)から配布されています。
最新規格、そして国際標準なのですPDFファイルはこちら
標準的な構成はこちら
欠点は、誰の声かわからなくなる事ですが、まあ、高圧縮のデジタル音声通信では良くあることです。
なお、将来の拡張モードとして、すでに早口モードなども提唱されています。
通信機メーカーのYAECOM-WOOD社は、有名俳優、女優を使った音声合成機内蔵のCODEC開発に
着手したとの情報もあるようです。
噂によると、すでにこの圧縮通信を直接解読できる人間までいると言う情報もありますが、きっとガゼネタでしょう(笑)
c 2015 4月1日 JJ1GRK